ビタミンB1の働き

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ビタミンB1の働き

私たちがエネルギー源として最も多く摂取するのは「糖質」です。

体内で糖質を水と二酸化炭素に分解する過程で、私たちが活動をするために必要なエネルギーが作られます。

ビタミンB1は米などの炭水化物に含まれる糖質を代謝する働きがあります。

摂取した食べ物や栄養を分解する役割を持っているのが酵素ですが、ビタミンB1はこの酵素の働きを助ける補酵素となります。

ビタミンB1を効率よくとるには

ビタミンB1は水に溶けやすくアルカリで分解されるという性質を持っています。

水溶性なので調理や加工時に煮汁や、ゆで汁に溶け出します。

調理をする際にはみそ汁や、スープなどの汁も一緒にとれる料理がビタミンB1を摂取するには最適です。

ビタミンB1の過剰症と欠乏症

ビタミンB1は水溶性のため体内には蓄積されないので、過剰性の心配はありません。

ビタミンB1が不足することで起こる欠乏症は「脚気」、「ウェルニッケ脳症」です。

脚気は精白米を食べる東洋に多い病気で、「食欲不振」、「疲労感」、「腱反射の低下」、「末梢神経の炎症」、「心臓障害」、「むくみ」などが起こります。

ウェルニッケ脳症の症状としては、「眼球運動の麻痺」、「歩行運動失調」、「意識障害」です。

この状態が慢性化すると、コルサコフ症という精神病に移行していきます。

現代の食事では、欠乏症になることは稀だとは思いますが、ビタミンB1が不足するとこういった症状が出るので注意しましょう。

ビタミンB1推奨摂取量

ビタミンB1の推奨摂取量は成人男性で「1.3〜1.4mg/日」、成人女性で「1.0〜1.1mg/日」です。

これはあくまでも推奨量なので、人によって必要量は変わります。

ビタミンB1を多く消費する要因は「アルコールの多飲」、「糖質の過剰摂取」、「激しい運動や労働」が挙げられます。

これらに該当する人は日々の生活でビタミンB1が不足しないように心がけましょう。

ビタミンB1を多く含む食品

ビタミンB1を多く含む食品(mg)
・そば(乾)80g→0.30mg
・玄米ご飯(150g)→0.24mg
・豚(ヒレ肉80g)→0.78mg
・ボンレスハム(60g)→0.54mg
・豚(ロース80g)→0.64mg
・うなぎの蒲焼(100g)→0.75mg
・タイ(養殖100g)→0.34mg
・たらこ(25g)→0.19mg
・ブリ(成魚100g)→0.23mg

ビタミンB1は水溶性で体内に蓄積されないので毎日必要量を摂取することが大切です。

参考資料

改訂版栄養の教科書

栄養学の基本がわかる事典

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